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<辞書と日本語>倉島節尚(光文社新書/02/12)を読む

 辞書は何をポイントにして編集されていくのか?そのために、どういう準備が必要で、作成途中の苦心は何か。

 これに類したものはかなり読んできたつもりだが、それぞれ編著者の肌合いの違いも面白く、どれを読んでも興味津々。

 これには、特に近未来の辞書の体裁として、電子化された辞書について触れてあるところは、今後の課題も含めながら大切。これが出版されてすでに10年余りになることを見れば、本日ただ今の出版事情をも知りたいところ。

 

▶出版社より

膨大な時間と手間と人手を要する辞書作り。その現場に半生を捧げてきた著者が、これまで案外知られていなかった国語辞典のウラ側を分かりやすくかつ楽しく解き明かす。

目次より

第一部 辞書を読む

第1章 日本語の変化をを辞書はどう映すか

第2章 辞書には何が書いてあるか

第3章 語源の奥深さ

第4章 用例は語る

第二部 辞書作りの舞台裏

第5章 見出し語はどりように選ぶか

第6章 辞書の命−原稿製作

第7章 辞書作りの手順

第三部 辞書をより深く知る

第8章 辞書の歴史

第9章 辞書の近未来

 

著者略歴

倉島/節尚
1935年長野県生まれ。59年東京大学文学部国語国文学科卒業後、三省堂に入社。以来、長く国語辞典の編集に携わる。『大辞林』(初版)編集長、出版局 長、常務取締役を務め、90年から大正大学文学部教授。